![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=527x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/icead64fe02a8844f/version/1615876845/image.jpg)
インスタグラムでワークショップを開催していて
そこではじめて「定番構図」ということばを知りました。
SNSでちらほら目にしたような気もするけど
あまり気に留めたことがありませんでした。
メンバーさんから「定番構図から卒業したい」
という話題があり、、
それってどういう意味?と聞きました。
すでにどこかの誰かが撮ったような「定番構図」
有名な写真スポットでたくさんの人が撮っている構図を
そう呼んでいるそう。
「定番構図」も楽しいけど、
自分だけの構図で撮りたい
バリエーションを広げたい
もっとオリジナリティのある表現を
できるようになりたい
という声は絶えません。
私にはどのような形でお手伝いできるのか?
ずっと考えていました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=527x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/i9cffc892fe04210f/version/1615876874/image.jpg)
ワークショップでは
簡単に自己紹介をしてもらうのですが、
「写真をはじめて○年」と書いてくれた方がいて
私も同じように遡ってみて、そこでピンときました。
私が写真をスタートした時の行動と
その時の経験でベースになったものが、
みなさんとは少し違うのかもしれない…!
ということ。
私は究極の面倒くさがりで、、
迷ったり悩んだりしたくないのです。
写真をはじめる時、
簡単に確実に撮れるようになる方法を選びました。
カメラを手にすると同時に
マンツーマン形式の写真教室に通いはじめます。
・2012年9月 写真をはじめる
買ったばかりのカメラを持参した1回目のレッスンで
3ヶ月後の写真展に参加することになる
・2012年11月 作品決定「太陽のしずく」
・2013年1月 写真展参加★
・2013年9月 旅先の沖縄でご縁があり
約半年後、個展を開催することになる
・2014年1月 写真展参加★
・2014年4月 個展「ひかりの箱」開催★
写真をはじめて、一年半の間に作品展示★を3回。
なかなかアクティブな方かもしれません。
私にとってはとても貴重で良い経験でしたが、
はじめた時期・かけた年数、そこからの経験値が
誰にとっても良いというわけではないと思います。
生活のリズムやペースも人それぞれ。
自分に合った取り組み方がありますよね。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=529x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/i19bb16650c409e83/version/1615876906/image.jpg)
何か違いを見つけるとしたら、
"作品として発表する経験" を持っていることなのではと
気がつきました。
その数が多いとより良いかもしれないけど
それよりも、経験があるのとないのとでは
大きな違いがあると思います 。
オンライン写真展を開催しようと考えたのは
これが理由です。
といっても、私は日頃撮る写真の一枚一枚に
"作品" という意識はそれほどありません。
そういう直接的な感覚よりも、
自分の写真を見るために時間を作ってくれて
それを喜んでくれる人がいるかもしれない。
というイメージを頭の片隅に置いて
日々過ごしている気がします。
カメラを持っている時だけでなく
常日頃から、表現者としての視点や
目線を持つというベースがある。
それを培うのに
発表する経験を持つという選択は
シンプルで近道だったのだと気がつきました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=525x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/i2f5c103f590a03e1/version/1615876815/image.jpg)
「表現者」ということばをあまり大きく、
特別なものとして捉えないでほしいのですが…
子どもの習いごとをイメージしてもらうと
わかりやすいかもしれません。
・試合があるから野球の練習をする
・発表会があるからピアノの練習をする
試合や発表会を開くのが目的というより
その過程にある、技術や表現力を磨くことが
体力と精神力も成長し、生きていく上での豊かさになる。
相手がいて、見にきてくれる人がいる方ががんばれるし
まだ見ぬ力を出せたりしますよね。
そして視野を広く持ち、視点が変わってくる。
表現力を磨くのに、発表の場がある方がいいのは
大人だって同じはずです。
そういう場がある人はみな「表現者」と
呼んでいいのではと思っています。
***
どこかの誰かの手の中で
大量に流れていく中の一枚
同じ被写体、同じような背景の組み合わせで
繰り返し撮り続ける
その中で自分らしさを探していくのは
できないことはないけど、
もしかしたら簡単ではないかもしれません。
背景のバリエーションを増やしていくのは
そう難しくないと思います。
それは写真力というより、行動力があればできる。
でもそれも、このコロナ時代に行動範囲が限られたことで
誰もがいつでも絶景ポイントに行けるわけではなくなりました。
どんな場所でも自分だけの表現ができるようになっていると
写真の楽しさは無限だと思います。
And minimal online photo exhibition
参加エントリー受付中(2021年9月30日まで)