![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=561x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/i7fb1a4e03d7dc3d4/version/1650275539/image.jpg)
ここ最近、「余白」について
ご質問を受けたり、話題に上がることが何度かありました。
みなさんは余白のことをどう捉えているのかな?と
気になって、インスタグラムのストーリーズで
アンケートを取ってみたところ
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「好き」39%
「むずかしい」39%
「どうしたらいいかわからない」22%
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という結果でした。
「好き」は、好意的であり・その扱いを
得意と感じている方もいるように思えます。
「むずかしい」は、苦手意識・不得意という自覚がある。
「どうしたらいいかわからない」は、
好き・嫌いという感情まで到達していなくて
その存在とはまだ距離がある感じ、でしょうか。
ちなみに、私は「好き」です。
多分、写真をやるよりずっと前から
好意的に捉えていたように思います。
写真を始めて間もない頃に、
誰かがコメントに書いてくれた
「余白の美」という言葉を知ってからは
ますます好きになりました。
日本美術や書道の中で使われる言葉のようですね。
もちろん、写真においてもそう表されることは
あると思います。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=561x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/i36d27c72b76c1f3b/version/1650276288/image.jpg)
【余白】
字や絵などが書いてある紙面で、
何も記されないで白く残っている部分。
(小学館 デジタル大辞泉 より)
調べてみると、このように記されていました。
言葉の意味として、もちろん理解はできますが
余白を「好き」と感じている私にとっては
何か行動した後の残ったもの、余りもの
という感覚ではありません。
透明な被写体
こういう言い方が誰にでも通用するのかわからないけど
写真を撮るときの余白に対しては
そんなふうに捉えています。
主役となる被写体の配置や割合を決めるように
余白に対しても、それは同じです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=561x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/ib76b5a1c731f6764/version/1650277301/image.jpg)
それにはやはり、意味や役割があって
抜け感、緊張感、写真の密度や重さを
表現することもできます。
単に余白がたくさんあればいいというわけではなく
その写真によって、気持ちのいい配分があるから
「むずかしい」「どうしたらいいかわからない」
という人が多いのもよくわかります。
レッスンの時には
ご自身の写真をお借りしてBefore ⇄ After の比較をしたり
視覚的に解説するとスムーズに伝わることが多いのですが
こういう時に、理論的な方が
受け取りやすい方もいるでしょう。
なるべく具体的な言葉でお伝えしたいけど
余白のように感覚的な項目に関して、
私にはまだまだ研究が必要。
オーダーメイドのプライベートレッスンでは
お一人お一人に合わせて伝えられるような
豊かな表現力をもっと磨きたいので
脳の中にも、大好きな写真以外の
余白を作った方が良さそうだと
思っているところです。