![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=525x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/i081f8ebc503f0acc/version/1635664477/image.jpg)
撮影・講評ともに、レッスンを受講してくれる方に
「ちえさんはピントに厳しいなぁ〜」と
言われることがあります。
確かに、必ずチェックするので
そう言われるのは無理もないです ^^;
改めて、「ピント」を調べてみると
こう書いてありました。(日本国語大辞典より)
① 写真機や目、眼鏡などのレンズの焦点。
② 物事のいちばん重要な点。中心点。
また、考えや気持ちなどが集中する一点。
①は読んで字のごとく。
大切なのは、②。
何を捉えたくて、何を伝えたくて撮っているのか
そこにピントを合わせることこそが、
"その一枚を撮る意味" だとも思っています。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/i26f6091aa09321e5/version/1635664465/image.jpg)
ピントを必ず見るのは
合わせて撮るよう努力したり習慣化することが大切で
そうしないと、その精度は上がらないから。
講評レッスンでは写真を大きくしてピントチェック。
撮影レッスンでは撮ったその場でピントチェック。
(撮り直し可能な場合は再度トライできます)
ピントが合いにくい状況と合わせやすい状況を
知ってもらうためでもあります。
それをわかっていると、何を工夫すればいいのか
引き出しも増えてくるはずです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/i7c2edb7089df660a/version/1635664456/image.jpg)
あとは単純に、セオリーとして
ピントが合っている方が写真として美しいのは
間違いないと思います。
(意図してピントのない写真を撮る時以外)
SNSに載せたり、手のひらサイズのスマホで楽しむために
写真を撮っているという方には、
厳密にピントを合わせることは
もしかしたら響きにくいかもしれないですね。
ただ、みんながスマホで見ているとは限らないと思います。
私は家にいる時
デスクトップパソコンの大きな画面で見ることがありますし
スマホの何倍も大きい
タブレット端末で見るという方の話も結構聞きます。
他の人は意外と、自分が想像もしない環境だったりするものです。
この時代、写真をプリントすることなんてないわ〜と
思うかもしれませんが
自分のこととはいえ、明日以降のことはどうなるかわかりません。
写真用紙じゃなくても
フォトブックにしたくなるかもしれないし
わんちゃんねこちゃんを撮る人なら
写真データを使ってグッズ製作をする可能性も。
そういう時に必要な高解像度の大きな写真データは特に
意図したところにピントのある写真の方が
絶対的にいいと思います。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/i6c598f1a36c844e7/version/1635664796/image.jpg)
ピントが合っていない写真を
認めないわけではありません。
その瞬間、その人にしか撮れないものが写っていたり
ピントの良し悪しを超越する何かが伝わるものだったり…
(合っていなくても)素晴らしい写真はあります!
それは "結果的に" 得られるものであって
ピント合わせを疎かにして撮られたものではないと思います。
せっかく撮るなら、伝えたいことが伝わる写真を撮りたい。
ピントを合わようとするのは自然なことであり
ちょっとむずかしいからこそ、
努力したいところだと思っています。