![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=787x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/i982bed1c82ed27ed/version/1630246490/image.jpg)
今年はいつもと違う夏。
母校が全国高校野球選手権の全国大会に出場してくれたので
甲子園での試合を応援していました。
全国での強豪校というわけではありません。
県内では強い方だけど、甲子園への出場は数えるほど。
一勝してくれれば御の字!いう感じで見ていました。
とにかく光っていたのがエースのピッチャー。
投げる・打つ、どちらのプレーも素晴らしかったけど
何より私に光り輝いて届いたのは、彼の持つ空気感。
ピンチに陥る場面が何度も訪れるのですが
どんな時にも、なんだか癒しを与える表情をしているのです。
同点の9回裏、1死満塁3ボールの局面で
3球連続ストライク三振!
次のバッターもライトフライに打ち取って
延長戦に導いてくれた時にはもう、、痺れました!!
苦しくて苦しくて、
普通なら緊張で強張ってしまいそうな場面でも
表情は硬くなりすぎず、どこか平常心を感じるくらい。
尊敬しかありません(というか、もう完全にファンです)!
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=791x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/iaaeef8aff294c423/version/1630246468/image.jpg)
彼の持つその空気感は、チーム全体にも感じました。
みんなもちろん真剣なんだけど、ピリッとした雰囲気ではない。
たとえうまくいかなかった時でも、
自分を責めるのではなく軽やかにベンチに帰ってくるのです。
きっと、仲間から責められるようなことはない
安心感から来るものなのかなと思いました。
素晴らしいプレーの数々以上に光って見えたのは
リラックスして、仲間を信頼して
全力でプレーできていること。
そういう中だからこそ、
これまで努力してきた実力を発揮できたこと。
彼らの内から輝く人間性、仲の良さ、チームの空気感。
眩しくて眩しくて、すごく感動しました。
ホームランバッターが何人もいる強豪のチームは
もちろんすごいと思うけど、
大きくなくてもコツコツ打って、次に繋ぐチームの背景に
一人ひとりの輝きやその繋がりが見えた時の感動は
じんわりと大きく、ずっと深く残ります。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=791x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/i4d623ece2d6f0afb/version/1630246498/image.jpg)
写真に置き換えた時にも、
私はそれに似た感覚を持っているように思います。
絶景といわれるようなロケーションや
人を驚かせるような "すごい" 写真よりも
"ふつう"の写真が好きなんですね。
一見、誰にでも撮れそうと思われるかもしれないけど
実はそうでもなくて、その時その人にしか見えないものが
写っていると思います。
"ふつう" は、たくさんあっても重くならない。
長い時間眺めていても飽きない。
ずっとそばに置いておきたいような
穏やかな存在感が好きなんだなぁと、
写真以外のことでも気がつきました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=791x10000:format=jpg/path/sf083948174f69a4a/image/iff5215302fe56553/version/1630246506/image.jpg)
今年は、普段なかなかしないスポーツ観戦の夏。
甲子園に出場したのが母校であり
その監督や他の恩師も、自分がいた頃のまま
今も率いてくれていることも大きかった。
大変な状況の中、開催された東京オリンピックには
いつもはTVであまり放映されない好きな競技が
クローズアップされたことや
選手の中に友人がいたり、いくつか縁があったおかげで
いつにも増してスポーツに熱中しました。
コロナや暑さで外に出ることがむずかしい時期だったけど
普段は自分との距離が近くないものからも
多くのことを感じた夏になりました。