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好き、との境界線

 

今月からはじめる新たな取り組み

Instagram WORKSHOP

 

本稼働する前のトライアル期間に

モニターメンバーさんと話した中で

印象的だったことのひとつ。

 

 

 

『自分が何が好きかわからない』

 

 

フォトレッスンの時に私から、

好きだと思う場所やその瞬間に撮るよう

アドバイスを受け

 

「自分が何が好きかわからなくて

子どもの頃から好きなものを聞かれるのが苦手だった」

と、話してくれました。

 

 

 

私もそのことはよく覚えていました。

そういうタイプの方なのね、と

別の角度からのアプローチに切り替え、

それほど深く心に留めたわけではありませんでした。

 

 

ワークショップで再度その話が出て、

他のみなさんとも話した雰囲気から

"好き" がはっきりとしていない方って

結構多いのかもと感じました。

 

 

 

 

私は、「好き」が明確です。

 

 

 

人間なので「嫌い」なものやことに

フォーカスしてしまうこともたまにあります。

 

でもそれよりも、

「好き」の方に目を向けている時間が圧倒的に多い。

 

 

好き・嫌いがはっきりしているというより

「好き」と「好き以外」の境界線が

はっきりしているのだと思います。

 

大多数の「普通」と 少しの「嫌い」には

あまり目が向かない。

 

 

 

 

自分のそういう性格というか、性質?は

たまたま写真との相性が良かったのかもと

思うようになりました。

 

 

見た瞬間、1秒で伝わる写真が好きで

私が撮るのはそういうものがほとんどです。

(そう思わない方がいたらすみません)

 

だから単純な構成で、「好き」に目が向くように撮る。

むずかしいことはしないしその必要がない。

 

 

いわゆる普通の写真であり

それが私にとっては最上級です。

 

 

 

 

「何が好きかわからない」と言っていた方

 

今では、自分の好きがわかってきて

あ、ここいいな!と

自然とシャッターを切ることが

多くなったそうです。

 

 

それって、日々過ごす中で「好き」という感情を持つ瞬間が

増えたということですよね。

 

綺麗事のような言い方に聞こえるかもと

思いながら書きますが、

人生がより幸せな方向に傾いたと言っても

過言ではないと思いました。

 

 

 

その他にもそういうことはいくつもあると思うけど

いま目の前にある「写真を撮ること」で

人生をポジティブな方に向けることができるなんて

 

これに関しては、自分ひとりで撮っているより

仲間といえる人たちと共有する方が何倍も楽しいはず。

 

 

 

 

 

今朝、占いのような読みものの中で

 

『「好き」がはっきりとしていて

 「嫌い」なものの価値を否定するのとは違う。

 それはあくまで自分の人生に必要なものを見極めるための感覚 』

 

と書いてあるのを目にして、このことを思い出しました。

私はまさにこれ。

 

 

 

自分は「好き」がはっきりしている一方で

「好きがわからない」という人もたくさんいる。

 

それはもちろん、

どちらがいいというわけではなくて

その違いを知って、「好き」を知る・見つける・残すということ

みんなで楽しみながらさらに深めていきたいなと。

 

新たにはじまるワークショップを前に

忘れないようここに書き記しておきます。