![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf083948174f69a4a/image/i83cfc34250e0bca0/version/1574920922/image.jpg)
仕事として撮影をご依頼いただいたり
写真を教えてと言ってくれる友人が何人か出てきて
そんな時に、
私は〇〇な写真を撮ります、みたいな
キャッチコピーを考えたらいいんじゃない?
と言ってくれた人がいました。
確かに、そういう文言は見たことがあるし
自分を見つけてくれた時に
その方が伝わりやすいのかなと思い、
少し考えてみました。が
……いくら考えても思いつきませんでした。
そのキャッチコピーのようなものは保留のまま、
少しずつ仕事としての取り組みを進めていきました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf083948174f69a4a/image/ib5f7c2a082b5ead5/version/1574931074/image.jpg)
私がレッスンをさせていただいた方の中で
「自分だけの構図を見つけたい」
「オリジナリティ溢れる写真が撮りたい」
と言っていた方が。(それぞれ別の方)
なんて素晴らしい目標を持っているんだろう!
と、感動と尊敬するばかり。
かっこいい。
ではそういう方をどうお手伝いしたらいいのか。
明確な答えがあるわけではないのですが
レッスンで写真を見せていただく時には
「何を撮りたいのか」
「何を伝えたいのか」
それぞれ一枚ずつ伺って、
ではどうしたら「伝わる写真」になるのかを
ご本人とお話ししながら結論を出していくようにしています。
ここに一つの答えがありました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf083948174f69a4a/image/i56470701faf331c9/version/1574932594/image.jpg)
撮る写真一枚一枚、伝えたいことが違います。
キャッチコピーはありません。
先日、買ってきたかすみ草を家で撮ってみたのですが
同じ場所・同じ時間に撮ったのに
影がいいからモノクロにしてみよう とか
光が当たってるところがきれいだな とか
かすみ草のつぼみってこんなに小さいの!
ってびっくりしたり…
伝えたいこと表現したいことが
一枚ずつそれぞれなので、
〇〇な写真、とひとくくりにできないのは
当然のことでした。
自分のことって、本当にわからなくて
人を通して気がつくことが多いのですが
(周りの方々にとても恵まれています!涙)
大好きな写真のことも、こんな調子です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf083948174f69a4a/image/i4db4cdf1fee41835/version/1574931437/image.jpg)
↑
この写真の下の部分が何やらふわっとしてるのは
ミミが通り過ぎた瞬間。
たまにはこういうのもいいかなと思ったりします。
最初に写真を教えてと言ってくれたのは
ミミを通じて知りあった友人でした。
その時からずっと伝え続けているのは
自分が撮った写真を好きになってほしいということ。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf083948174f69a4a/image/i37bbda29e7c53c2e/version/1574933547/image.jpg)
フィルムしかなかった写真がデジタルになったり、
今後どのような形で残っていくかわかりませんが
50年後も家族や友人に見てもらいたいと思える
写真を撮りたいです。
流行とか、〇〇さんみたいな
というよりも
自分が撮った写真が好き。
それを大切な人にも見せたくなるのは自然なこと。
そうすれば、何年経っても
自分以外の人と楽しめる
コミュニケーションツールになると思います。