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構図と日々の暮らし

 

目の前に、これ好き!撮ってみたい!

というものがあるとき

 

どんな構図で撮ろうか?

角度や距離感はどうしたらいいのかと考える。

 

カメラというフィルターを通すと

身構えてしまったり

頭や体が硬くなる

構図が思い浮かばない

という人、いますか?

 

 

何をどう撮るか。

私は日々の暮らしの中で自然としている

「選ぶ」「決める」ことと

それほど変わりないと思っています。

 

 

 

出かける前、洋服を選ぶとき

お気に入りのシャツを決めたら

それに合わせてどのスカートにする?

 

シャツが柄物だから無地にしよう。

今日の靴下は短めだから丈は少し長めがいい。

バッグは靴と似た色にして統一感を出したい。

 

 

 

ブッフェスタイルのレストランでは

大きめのプレートにどう並べよう。

 

食べものの質感や色によって

量を決める、高さを出して盛りつけたり

それぞれの空間をどれくらいあけるか。

 

 

 

ソファーを新調したい時

部屋の壁と床の色を思い出して

それになじむ色にするか、

ワンポイントで反対色にしてみてもいい。

 

背もたれは高め・低め?

そこにクッションを置くなら

どの大きさにしよう、色と形はこれ。

 

 

 

たとえば楽しいお買い物の一日は

目に見えることに関して

たくさんの「選ぶ」「決める」をしています。

 

 

 

デザイナーやスタイリストの方だと

論理的に説明できるのかもしれませんが

こういうことは "感覚"で決める人が

ほとんどだと思います。

私もその一人です。

  

 

カメラを覗く時だけ

「構図はどうする?」と、

写真ならではの見方をするよりも

 

日常の中で、「選ぶ」「決める」みたいに

目の前のものの良さが活かせるよう

もっとよく見えるよう

切り取るのもいいのではないでしょうか。

 

 

 

構図を理論的に考える方が

合っている人もいると思います。

 

一番いいのは、自分に合う方法が

自分でわかっていること。

 

 

私は写真を撮るとき

構図だけはほとんど感覚で決めてます。

同じタイプの人がいたら、届くといいな。